太陽光発電のこんな印象
地球における石油・石炭の全埋蔵量にくらべて石灰岩と有機物が炭素のリザーバーとしていかに大きいかを、明示している。
それはともかくとして、地球上に分布するこの石灰岩と堆積岩中の有機物を分解して出てくる二酸化炭素を地球大気中に放出させ、海水となった水蒸気を別にすると、地球大気は30気圧下で97%を二酸化炭素が占めることになる。これは地球の原始大気の化学像の重要な部分を示すものであり、金星と地球は兄弟星だと了解されよう。
なお、現地球大気では一気圧下21%を酸素ガスが占めており、これが人間の生存には必須である。その酸素ガスは生物の光合成過程を通してつくり出され、地球大気に供給されたものであることにも触れておく。
地球だけに海が存在し、そこで誕生し、進化した生物が30気圧下97%もあった二酸化炭素を炭酸殻と有機物をつくることによって固化して大気から除き、一気圧下0.03%にまで下げてくれたことをあらためて認識する必要があろう。生物がもうちょっと二酸化炭素の固化を徹底し、この0.03%をもし0.01%にしたら、大気中の水蒸気の量も減り地球の大気温度は現在よりも約33℃下がり、平均気温はマイナス18℃ほどになってしまうのである。
自然の絶妙なバランスは感嘆以外のなにものでもないと痛感される。生物が生物の生存環境をつくってくれたことも決して忘れるわけにはいくまい。
地球表面における二酸化炭素の動き(大気海洋水、大気森林間の二酸化炭素の交換)大気中の二酸化炭素濃度は春から夏にかけて小さく、秋から冬にかけて大きくなる、実に見事な季節変動のリズムを描きながら、しかし確実に一年あたり1.3〜1.5ppmずつ増加している。夏には植物が繁茂し、二酸化炭素を光合成反応で同化して大気中の濃度を減少させ、冬には落葉などを分解し、大気中に二酸化炭素を放出してその濃度を大きくする。
われわれの住む北半球中緯度を南下して赤道そして南極に向かうにつれて陸上植物の量が減少し、それにつれて大気中の二酸化炭素濃度の季節変動は小さくなり、やがてなくなる。これらのことから植物が地球大気中の二酸化炭素濃度に大きく関与していることは明らかである。
そしてもう一つ、地球表層の3分の2を占めるアルカリ性の海水が大気中の二酸化炭素を吸収する一方で、大気中に排出していることも明白である。
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